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9.11のアメリカのテロについて書かれた本はたくさんあるけれど、私が読んだのはこれだけ。
ノーム・チョムスキー著の『9.11』です。
近頃でこそ懐疑的な意見も多々見られるようになった感がありますが、当初、反テロ一辺倒に傾いていたアメリカで、米政府こそが他国へのテロ支援を行ってきた大テロ国家だ的な意見をインタビューで応えたものを集めたインタビュー集です。
出版を急いだためなのかどうか、わからないですが、非常に読みづらい本ですが、それでも面白い。
物事と言うものは多面的にとらえてこそ意味があるのだと、テロ悪い怖いだけの視野しか与えないテレビの報道から見れば、目から鱗の落ちるような一冊です。
日本のテレビと言うものは、どこをつけても金太郎飴のように同じ報道ばかりが目立ち、きちんと目を見開いていないと、見えないものが多すぎる。
報道というものは、客観的に伝えてこそ意味があると思いますが、見せ方にこれだけ偏りがあるのなら、それはもう無言の主張だ。
ならば、もっと主張ある様々な意見ある報道と言うものも見てみたい。
彼はアメリカの言語学者であり、アメリカと言う国から、彼のような意見がきちんと発せられると言うところに、まだ、わずかながら多少の健全さが、多角的視野がアメリカには残されているのだと、それこそが自由の国なんだと思わなくもない。
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